人間と比べてはるかに敏感な猫犬の皮膚と被毛

 

   当店では数社のメーカーのシャンプー剤を猫犬の種類、被毛や皮膚の状態にあわせて使い分けています。シャンプー剤を選ぶうえで最も大事にしているのが皮膚と被毛に優しいという事。

  一般的に猫や犬の毛や皮膚は人間よりもはるかに敏感でデリケートです。年齢にもよりますが、日本人の女性の平均的な髪の太さは約0.08～0.09mm位。男性はそれよりやや細く、赤ちゃんの産毛は約0.04mm位です。対して猫は種類にもよりますが、一番上の固いガードヘアで0.04～0.08mm位、下毛のオーンヘアで0.03～0.04mm、一番下のダウンヘアは約0.01～0.02mmという細さです。犬は種類によってかなり幅があり上毛のオーバーコートが、毛の固い一部のテリア種で約0.12mm、ビションなどで0.02mm位、下毛のある種類で0.04～0.01mm位です。

  外部刺激からの保護や皮膚内部の水分の蒸発を防ぐ重要な役目を持つ表皮は人間で約0.2mm位、赤ちゃんで約0.1mm程です。猫はこれが約0.03～0.06mm位、犬も0.04～0.06mm程しかありません。普段は全身を毛に覆われているので皮膚が守られていますが、カットなどで毛が短くなると外的要因(熱、日光など)からダメージを受ける事も少なくありません。ポメラニアンなどがカットした後、毛が生えてこなくなったという話をたまに聞きますが、先ほど書いた事が原因になっている事があります。

　それ位デリケートな皮膚と被毛を洗うには、材料を厳選し丁寧に作られたシャンプー剤を使う必要があります。当店で使用しているシャンプーはどれも厳しくチェックして選んだ品質の高いメーカーの物ばかりです。また新しく良い物が出た時は今までの物と比較検討し常に優れた物を扱うようにしています。